この火山は1万年ぶりに噴火し、火山灰の雲が大陸全体に広がった CNN
エチオピアの火山が1万年ぶりに噴火し、濃い煙と灰が空に舞い上がり、何千マイルも離れたインドの航空旅行に支障をきたした。
エチオピア北東部アファール地方にある長年休火山だったハリ・グッビ火山が日曜日に活動を再開し、近くの村々が砂埃に覆われ、農民たちに課題をもたらした。
エチオピアで1万年ぶりに火山が噴火
負傷者は報告されていないが、地元行政官のモハメド・サイード氏はAP通信に対し、爆発は地元の牧畜民コミュニティに脅威をもたらし、重要な放牧地を破壊したと語った。
住民らは爆発当時、ひどい爆発音を聞いたと証言した。
地元住民は「煙と灰とともに突然爆弾が投げ込まれたようだった」と語った。 アハメド・アブデラ氏は通信社に語った。
噴火の様子は衛星から見ることができ、NASAの写真には厚い塵の噴煙が空に上がり、紅海に広がっている様子が映っていた。
トゥールーズ火山灰諮問センターによると、噴火による火山雲はイエメン、オマーン、パキスタン、そしてインドに移動した。
パキスタン気象局は、火山灰が領空に入ったことを受け、月曜夜遅くに警告を発した。
インドでは、フラッグキャリアであるエア・インディアが、「ヘリ・グッビ火山の噴火後に特定の地理的場所に飛行した航空機の予防点検を行うため」、国内線と国際線の数便をキャンセルしたとX紙が報じた。
インド気象局(IMD)は、深刻な大気汚染の波に直面しているデリーだが、降灰は高地を流れているため、大きな影響はないと予想されると述べた。

IMDによると、雲は急速に東に移動すると予想されている。
首都アディ アベバの北東約 800 キロメートル (500 マイル) に位置するハイエリ グッビは、エチオピアのアファール地方の火山列であるエルタ アレ山脈の最南端の火山です。
標高は約 500 メートルで、2 つのプレートが交わる地質活動が活発な地域に位置しています。
