エチオピア北部で火山が噴火、灰の雲がイエメンとオマーンに向けて送られる
アディスアベバ、エチオピア — エチオピア北部で長年休火山だった火山が先週末に噴火し、噴煙が紅海を越えてイエメンとオマーンに向かって噴出した。
エチオピアのアファル地方にあるハイエリ・グッビ火山が日曜日の朝に噴火し、隣接するアフデラ村を砂塵で覆った。
地元行政官のモハメッド・サイード氏は、死傷者は出なかったが、爆発は地元の牛飼いコミュニティに経済的影響を与える可能性があると述べた。
サイド氏はAP通信に対し、これまでにハイエリ・グッビ火山で噴火が起きた記録はなく、住民の生活を懸念していると語った。
同氏は、「これまでのところ人命や家畜の損失は出ていないが、多くの村が灰に覆われ、その結果動物たちの食べるものもほとんどなくなっている」と語った。
フランスのトゥールーズ火山灰諮問センターも衛星画像で観測した噴火を報告した。
アファル地方は地震に敏感で、住民の一人アハメド・アブデラさんは、大きな音と衝撃波と表現する音を聞いたと語った。
「煙と灰とともに突然爆弾が投げ込まれたような気分だった」と彼は語った。
アブデラ氏によると、観光名所であるダナキル砂漠近くの村は月曜になっても降灰が続いており、砂漠に向かった観光客やガイドらが村で立ち往生したという。
地元当局者らは、火山から立ち上る巨大な噴煙の写真や動画を共有した。


